千葉県旭市のメガネ・補聴器専門店 共文堂の1級眼鏡作製技能士と認定補聴器技能者の二刀流店主の宇野です。
共文堂は、千葉県東総地区で最初の「ニコンレンズウェアパートナーショップ」認定店です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
事務用に使用しているノートパソコンをデスクトップパソコンに切り替えたところ、それまで快適に使っていた「ロハス テン for ホーム」のメガネの使い勝手が悪くなったので、ニコン・エシロールの選ばれた眼鏡店だけがお取り扱いできるカスタマイズできる遠近両用メガネ『センチュリーAI2.0』でパソコン用メガネを作りました。
遠近両用レンズは、「楽な姿勢で」作業ができるように、使用目的に合ったレンズ設計を使用することが大事!
通常、私、店主の宇野は遠近両用を使用しています。メインとなるメガネは約1年前に作った『センチュリーAI2.0プレミアム』
遠近両用の欠点のユレ・ユガミを極力排除した高級レンズなので、遠くから近くまでとてもよく見えます。日常生活では、大変快適です。
ところが、パソコン作業では、下記のように、遠近両用ではした目線で無理な姿勢(顎を上げてモニターを見る)のため、長時間事務作業を続けていると、肩や首が凝ってきます。また、はっきり見える幅も狭いので、『ロハス テン 』の中近両用設計のforホームを作って掛け替えていました。このホームタイプの設計なら、朝、事務作業をするときに遠近両用から掛け替えて、お店の中だけでしたら、そんなに遠方を見ることもないので一日中掛けているときもありました。あまりにも自然な見え方なので、うっかり掛け替えずに運転したときなど、なんだか遠くがぼやけると感じて、初めて中近両用レンズだと気づくこともあったほどです。
『ロハス テン 』の中近両用設計のforホームは、室内やノートパソコンの作業では本当に快適で特に問題なかったのですが、事務用PCをデクトップパソコンに変えたところ、問題が発生したのです。
デスクトップパソコンは、ノートパソコンよりモニターの位置が高くなるため、不自然な姿勢で見ることになるのです。
そこで、まず試したのが、近々両用レンズ設計の『ロハス セブン』forリーディング。
単焦点の老眼鏡では、読んだり書いたりする手元の距離(40センチ程)に合わせると、モニターがはっきり見えにくく、その逆に、モニターの距離(65センチ程)に合わせると、手元がはっきり見えにくいのですが、近々両用設計は、手元からデスク回りまではっきり見える奥行きが広がります。
前述の中近両用『ロハス テン』 forホームよりも、格段に作業がしやすくなりました。
ちなみに、フレームは、今では手に入らないお気に入りの『マルコポーロ』を使いました。
『マルコポーロ』のデザインテイストは、今では『ファルベン』というブランドが引き継いでいます。『ファルベン』についてもブログを書いていますので、ご興味のある方は、こちらをご覧ください。
では、高級レンズの『センチュリーAI2.0』でデスクトップパソコンの作業用にカスタマイズして作ってみたらどう違うのか、試してみることにしました。
『センチュリーAI 2.0』は、専用のアルティメットシミュレーターで作り方が違う。もちろん見え心地も!
老眼世代になると、作業目的に合った設計のメガネレンズを使用することにより、より快適なメガネが出来上がります。
クルマに例えるなら、乗用車、ダンプカー、軽トラック、消防車など、目的によって形状等、違いますよね。また、乗用車でも、高級車から、大衆車、軽自動車までいろいろです。メガネレンズも同じなのです。
『センチュリーAI2.0』は、専用のアルティメットシミュレーターで、お客様と一緒に見え方を確認しながら設計する新発想の老眼対策レンズです。
私の場合、目線(フィッティングポイント)でいちばん合わせたいデスクトップパソコンのモニターまでの距離は65センチ。
レンズ上部はそんなに遠くまで見る必要はないので3メートル。レンズ下部の書類等見る部分は、40センチで合わせます。
上記の画像のように、裸眼や使用している遠近両用の視線の位置では、モニターにピントが合いません。
度数が決まると、トライアルレンズ(テストレンズ)で見え具合を確認します。
見えごこちが良ければ、度数を決定します。レンズ度数は、0.01ディオプターの単位で、通常のレンズよりきめ細かくなります。
『センチュリーAI2.0』は装用状態を考慮した<フェイス・プロフィール>を設計に反映
『センチュリーAI2.0』は、フレーム前傾角、フレームそり角、角膜頂点距離レンズの三要素の<フェイス・プロフィール>をそのレンズ設計に反映しています。目とレンズの位置が正しい位置にあると正しい度数で見ることができるのです。
当店では、『センチュリーAI2.0』を、フレームに合わせ、最適な厚さで仕上がるアシスト加工を標準仕様にしています。私のレンズは、通常加工より1ミリ以上薄くなりました。
使用したフレームは、メガネの産地、鯖江産『リドル チタニウム R-159』。シンプルで頑丈なフレームです。2015年に遠近両用で作ったのですが、とても気に入っているため、レンズを交換して再利用しました。
『リドルチタニウム』は、個人的に、一番のお気に入りブランド。ブログも書いています。→こちら
お気に入りのフレームがあればレンズ交換も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
さて、『センチュリーAI2.0』をデスクトップパソコンの作業用として、カスタマイズして作ってみた肝心の見え心地ですが、大変満足しています。近々両用レンズ設計の『ロハス セブン』forリーディングと比べて、はっきり見える範囲が広がってストレスがありません。やはり、高級レンズだけのことはあります。もちろん、デスクトップパソコンだけでなく、ノートパソコンの作業や読書、レンズ加工等、いろいろな近業作業に適しています。
『センチュリーAI2.0』は、今までのメガネの見え心地にご不満のある方や、質の高いレンズをご希望の方に、是非、お使いいただきたいレンズです。
日常、私が使っていのる遠近両用『センチュリ―AI2.0』のブログも書いていますので、ご興味のある方は、ご一読ください。
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