千葉県旭市のメガネ・補聴器専門店 共文堂の店主の宇野です。
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強い近視の場合、レンズがフラットになるためプラスチックフレームのテンプル(腕の部分)が広がって顔幅に合わない場合があります。その場合、薄いプラスチックの板を張り付け、掛けやすいように調整します。
まずは、修理前と修理後をご覧ください!
修理調整前、テンプル(腕の部分)が広がっています。
修理調整後、広がりが、ほぼ平行になっています。
(実際には、お客様の顔幅に合わせます。)
上)レンズが入った状態(テンプル開き角調整済み)
下)同一フレーム(カラー違い)の販売前の状態
比較すると、テンプルの開き具合は同じですが、フロント(前枠)のカーブが違いますね。
近視の度数が強くなると、レンズのカーブがフラットになってきます。
フレームにレンズを入れると、フレームのカーブがレンズのカーブに合わせて変わりますので、それに伴ってテンプルが広がってしまうのです。アセテートやセルロイドの素材は、ある程度は、ヒーターで温めて幅を詰めることができるのですが、しばらくするとまた広がってしまったりするので、根本的には、下記の修理をお勧めしています。
どのような修理をするのでしょうか?
まずは、薄いプラスチックの板を張り付けます。
この場所に取り付けます。取り付けるには、溶剤で、フレームとパーツをそれぞれ溶かして貼り付けます。
貼り付けた部分です。
完成です。薄い板なので、ほとんど目立ちません。